Microsoft Officeを含むAMIを複数のAWSアカウントで起動する場合、AWS Managed Microsoft ADは各アカウントに作成が必要
困っていること
Amazon EC2 インスタンスでMicrosoft Officeを利用する場合、Microsoft Office LTSC Professional Plus 2021を含むWindows ServerのAMIが提供されています。
このEC2インスタンスを利用するには、前提条件としてAWS Managed Microsoft ADを構築する必要があります。
AWSアカウントごとにEC2インスタンスを起動してMicrosoft Officeを利用する場合、各アカウントのVPCをピアリング接続することで、AWS Managed Microsoft ADを1つのアカウントに作成するだけで済むのでしょうか?
それとも、AWS Managed Microsoft ADを各アカウントごとに作成する必要があるのでしょうか?
結論
各アカウントごとにManaged Microsoft ADを用意し、それぞれでユーザーベースのサブスクリプションを利用してOfficeをサブスクライブする必要があります。
現在、日本語版と英語版のAWSドキュメントに差異があり、日本語版には記載されていない情報であるため、注意が必要です。
正確な情報については英語版をご参照ください。
英語版のAWSドキュメントによると、EC2インスタンスが属するサブネットとManaged Microsoft ADは、同じAWSアカウント内の同一VPC上に配置する必要があります。
Subnets that are configured for your directory must all be from the same VPC for your AWS account.
https://docs.aws.amazon.com/license-manager/latest/userguide/user-based-subscriptions.html#usubs-prereq-ad
実際の構築については、以下のAWSブログをご参照ください。